航空宇宙生産技術開発センターにおける研究内容や人材育成を、このセンターに関わる様々な人の視点を通して紹介している動画です。動画とその概要を紹介いたします。
航空宇宙生産技術開発センター概要
生産技術に焦点を当てた教育機関
航空宇宙生産技術開発センターは国内でも数少ない生産技術に焦点を当てた教育研究機関です。本センターでは航空機産業が抱える製造面の諸課題を、大学の地の力、研究力により解決することを目的として「人材育成」と「研究開発」の2つの事業を柱に活動を行い、岐阜大学・名古屋大学のより一層の強い連携のもと産業界の振興に貢献すべく、学生及び就労者を対象に生産技術を科学的・体系的に学ぶ講座を開講しています。
大学やセンターに何を期待するか?
IoTのためのシーズを芽生えさせて企業のニーズに変えていただきたい
今、世の中のビジネスクリエーションは、異なる技術同士の掛け算で生まれると言われており、そのような意味において、名古屋大学の技術と岐阜大学の技術を掛け合わせる事で、ひとつのビジネスが生まれてくると思っています。一つの研究室だけではなく、複数の研究でコラボをして、一つの目的・自動化のための工夫、IoTのためのシーズを芽生えさせて企業のニーズに変えていただきたいと思っています。
なぜ生産技術にスポットを当てたのか?
“生産性”を高めるためには、「生産技術の総合力」が必要
今後、どんどん開発途上国の労賃の安い国々が航空宇宙産業に参加してまいります。
一つの技術だけだと買い物で補われてしまう為、そこを乗り越えて我々日本人が得意とする“生産性”を高めるためには、やはり「生産技術の総合力」が必要だと思います。
今こそ産学官で力を合わせて、総合的な生産技術力を作るべき時だと感じたので、生産技術にスポットを当てた取り組みをしているのです。
人材育成システムについて
2種類の人材を育成しようとしています
航空産業界では、設計から生産というものづくりの中で、“生産の心を知った設計技術者”、また逆に、“設計の心を知った生産技術者”というのが熱望されています。
そこでこの東海国立大学機構では、名古屋大学と岐阜大学とで、産業界と有機的に協力体制を敷いて「生産技術型人材」と、「設計技術型人材」という2種類の人材を育成しようとしています。
センターで行われている研究について
地方大学だからできるメリット・強みは何か?
地元の産業と非常に密接に結びついている
地元の産業と非常に密接に結びついているところです。これは自動車産業も航空機産業も同じで岐阜大学にとって非常に大事な結びつきです。
大きなメリットとして、地元の産業の皆様方と大学の研究者との間でコールアンドレスポンスが非常に早い、即応できるという点が一番の強みだと思います。
目指すセンター像とは?
航空宇宙生産技術で世界一になってほしいという事です。それは、世界に打ち勝つような技術者を輩出していき、未来の航空宇宙産業というビジネスの担い手を育成する事でもあります。航空宇宙の生産技術を学ぶという事だけじゃなく、どういう風に実用化されビジネスに結びつき、一大産業を作るのかという視点も大事するセンターでありたいです。
最先端の航空機づくりが学べる!学生コース
国立大学法人 東海国立大学機構 航空宇宙生産技術開発センターです。
岐阜大学で行う、最先端の航空機づくりが学べる教育プログラムの紹介動画です。
航空機づくりを学びたい学生にオススメの教育プログラムです!