東海クライマックスシリーズ

Tokai Climax Series

概要

東海クライマックスシリーズとは岐阜大学と名古屋大学の学生が出場する競技会で、2021年度より開催されています。各大学の授業で学生自らが企画・設計・製作した自律滑空機の中から選抜された優秀な機体が出場し、どの機体がより遠くまで飛ぶことができるかを競い合います。

特に優れている機体は50メートル以上も飛び、毎年ハイレベルな競技を繰り広げています!

東海クライマックスシリーズは毎年9月に開催しており、対面で参加していただくことができます。また、オンライン配信もご用意しております。 

各大学の機体の特徴

岐阜大学

岐阜大学の機体は材料にバルサを多く用いているのが特徴の1つです。一枚の板からレーザーカッターで切断し、精度よく部品を加工することができます。前胴と呼ばれる、頭となる部分では3Dプリンターを用い、滑空機を自律制御する装置であるマイクロコンピューターや制御基板を設置します。飛ぶのに最も重要な主翼は、骨組みをバルサで製作し、外皮を熱収縮フィルムで巻くことで軽量化とねじり剛性の強化に大きく貢献するため、多少の衝撃で機体が損傷することはありません。また、滑空機の姿勢を変えるための装置として、エルロンとエレベーターを使用しています。エルロンを用いることで旋回性能が良くなり、機体が傾いた場合もすぐに立て直すことができます。

名古屋大学

名古屋大学の機体は発泡スチロールを大部分で用いています。なんといっても軽いのがこの素材の特徴で、全備重量は岐阜大学よりも数十グラム軽いです。これは機体重量の約1割に当たり、かなり大きいといえます。ただし材料の強度がそれほどないので、主翼を設計する際は骨組みの数を増やす、他の材料を用いて衝撃が加わる箇所を補強するなど、壊れないための工夫が必要です。機体の姿勢を変えるための装置として、ラダーとエレベーターを使用しています。ラダーを用いることで機体の構造を簡単にすることができ、製作やメンテナンスがしやすくなります。

今年度クライマックスシリーズ

東海クライマックスシリーズ2024は終了いたしました。次回開催をお待ちください。

 

 

歴代クライマックスシリーズ

過去東海クライマックスシリーズの後日配信はこちらからご覧いただけます。

2023年度 東海クライマックスシリーズ

【前編】飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦!「東海クライマックスシリーズ 2023」
【後編】飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦!「東海クライマックスシリーズ 2023」

2022度 東海クライマックスシリーズ

 

前編】飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦!「東海クライマックスシリーズ 2022」
【後編】飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦!「東海クライマックスシリーズ 2022」

2021年度 東海クライマックスシリーズ ダイジェスト 

東海クライマックスシリーズ2021ーダイジェスト動画

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