学生インタビュー

For students

センターの実習を受講した学生にインタビューしました。
※所属、学年はインタビュー当時のものです。

クアッドコプター(ドローン)設計・製作実習(情報工学概論Ⅰ・Ⅱ)

角谷 宏樹・兼田 知弥

岐阜大学 工学部 機械工学科 4年 知能機械コース

藤田 昌也・松本 圭佑

岐阜大学 工学部 機械工学科 4年 機械コース

他の実験や実習に比べてこの実習の特徴的な点や良かった事について、
実習グループの代表者とディスカッションしました。

松本:僕はプログラミングとかロボットとかやった事がなかったので、新鮮で良かったです。

兼田:僕も普段の実習では扱った事のない項目を学べた事が良かったかな。

藤田:コースの違う学生と一緒にグループで実習する事で、自分が苦手な分野の事を得意とする学生に教えてもらえたり、教え合ったりする事が楽しかったし、勉強になったよね。

松本:それぞれの得意分野が反映されたドローンになっているので、仕上がりの比較してみるのも面白かったです。それぞれの個性が凄く表れている。

角谷:通常の実験だと、マニュアルがあってそれ通りに実験を進めていく感じなのですが、この実習では、わからない事は先生に聞きながら、自分たちで試行錯誤しながら進めていくのが、非常にやりがいがあって面白かった。

兼田:そういう意味で、とても自由度の高い実習だったよね。

角谷:この実習で3Dプリンターを初めて触ったのも良い勉強になりました。

藤田:そういう普通の実験だと扱わない機械を使えるっていうのは楽しいよね。あと、なんと言ってもこの実習は、実際の成果を目で見て体感出来るというところの良さがあるかな。

兼田:実際にモノが作れるっていうのが、この実習の何よりの醍醐味だよね。今までの実験だと、もともとあるモノを使って色々実験するのという感じだったけど、この実習だと、既製品にプラスしてどんどん拡張していく感じが楽しかったかな。画像処理とか自律制御とか、普段あまり触った事がなかった技術を色々使って作ったのが、なんか機械触ってるー!って感じで良かったです。

角谷:新しい技術を沢山触れるって本当に勉強になりますよね。

兼田:機械コースの人はCADとか普段から扱って設計に関わる研究をしているけど、僕たち知能機械コースの人間はあまり設計という観点の研究はしていない学生が多いから、CADを使う事も久しぶりだった。そういう設計の観点を学ぶ事も凄く大事だなって改めて気づかされた実習でした。

角谷:設計して、製作して、評価して、という事が全て自分たちで出来たっていうのが良かったです。

兼田:一応分担はしたけど、割とみんな全てに関わってたよね。この実習を通してのコミュニーションで他のコースの学生との仲が深まったと思います。わからない事だらけだったけど、色んな人たちの助けを借りて完成出来た事は本当に良い経験になりました。



学生の皆さんありがとうございました。
設計・製作・評価という一連の流れを実際に自分たちでやってみるという面白さ。他のコースの学生と、自分たちの得意不得意を補い合いながら完成させていくという共同作業で生まれる知識とチームワーク。どれも他では学べない、この航空宇宙の実習だからこその良さです。
このような実習が、「設計者視点の生産技術者」「生産技術者視点の設計者」を育てる基礎となります。

自律滑空機(グライダー)設計・製作実習(機械工学概論Ⅱ)

 

松田 空大

岐阜大学 工学部 機械工学科 4年 機械コース

ゼロから設計して作りあげる事の難しさと楽しさ

センターの実習では、“普通では学べない事が学べる”という楽しさがあります。大学の多くの授業や実験では、コレを使って実験するとこうなるよという、“ガイドがある(用意された手順がある)中での実験”が主ですが、ここで受けたドローンや自律滑空機の実習では、設計から製作・評価まで“ゼロの段階から作りあげて結果を評価する”という事が学べます。

僕は最初分からない事だらけで大変戸惑いましたが、先生やTA(ティーチングアシスタント)の先輩に相談したりしながら課題を解決していきました。それまで知らなかった新しい知識やアプローチを見つけ、チームワークで問題を解決していく事が出来き、大変良い経験となりました。
ゼロから作りあげる事は、知らない事、分からない事への挑戦です。だからこそ、そこから学ぶ学びも大変貴重なものとなるのだと実感しました。

充実した設備環境と幅広いカリキュラムの中で学べる幸せ

僕が見てきた色々な実習室の中で、このセンターほど設備が充実している施設はないと感じています。実習では30人以上の学生がいたのですが、使いたい設備が使えないとか、数が足りないという事もなくて学びがとてもスムーズでした。

未にまだ触ったことない機材もこのセンターにはたくさんあるので、学びや研究に真剣に取り組みたい学生に向き合ってくれる環境がここにはあると思います。実習の他にも、経営などについて学ぶ授業もあり、様々な角度からこの航空宇宙業界の仕組みを学ぶ事が出来ます。おそらく他の大学では、この様な広い視点で全体の事を学べるプログラムはないでしょう。

設計者的視点も、技術者的視点も、経営者的視点も学ぶ事が出来るのは、このセンターならではの良さだと思います。また、名古屋大学や企業で働く技術者の先生によって行われる授業もあり、普段聞けないような話を聞くことができ大変勉強になりました。

天藤 翔保

岐阜大学 工学部 機械工学科 4年 知能機械コース

航空宇宙の授業を通して学んだ総合的な多角的視点

私がこの大学に入ったきかっけは、“ドラえもんを創りたい!”という想いからです。

ロボットの思考や心となるソフトの分野を学びたくて、知能機械コースを選択した為、当初は航空宇宙産業という分野にはあまり興味がなかった私ですが、このセンターの授業で飛行機の製造過程、設計などのハードの分野、制御などのソフトの分野、そして経営という授業内容まである様々な視点を学ぶうちに、ハードを作る側もソフトを作る側も協力しながら一緒に進める事が、結果、モノづくりおいて最も大切な事だと、このコースの授業を学んで気づかされました。
1つの視点ではなく、総合的多角的視点が柔軟な未来を創り、様々な技術の創造を可能にするのだと今は感じています。

ストレスフリーな環境で学び製作した自律滑空機

このセンターでの行われる授業の実習では、通常の実習の様なマニュアルがある実習ではなく、自分たちでゼロから自律滑空機を設計し制作して評価するという実習があります。
ゼロから制作するというのは分からない事も多く、実験して失敗しての繰り返しはとても大変でしたが、チームでの協力しながらの制作は私にとってとても大きな学びとなり、3Dプリンターやレーザーカッターなど最新設備が揃ったセンターでの制作はとても魅力的で楽しいものでした。

自律滑空機を作る上でとても重要なる素材の種類や材料などが、十分に用意されているという点も制作を効率良く進める上でとても有難かった事ですね。

また、女子が少ないけどその辺どうなの?とたまに先生方などに聞かれたりしますが、このセンターで学ぶ学生は女子も男子も授業熱心な学生が多いので、“なんでそうなるのか?”という追求欲求を誰に気兼ねなくとことん追い求める事が出来る環境だった為、女子が少ないとかそんな事は全く気にならなかったです。むしろキレイでストレスフリーなこのセンターでの授業は私にとって最高の環境でした。受講を迷っている女子にも安心して来て欲しいと思います。

模擬生産ライン実習(製造技術特論)

嵐 和也

名古屋大学大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻 博士前期課程1年

航空宇宙ってカッコイイ!未来のインフラを担う人材を目指して。

僕は今、名古屋大学の大学院生としてこのセンターでの実習を楽しんでいます。
先ず何より、“航空宇宙”って響きが格好いい!この響きに憧れてこのセンターでの学びを決心しました。
そもそも、 “航空”と名がつく大学の施設は全国でもあまりないように思いますし、“宇宙”って名がつくとさらにその数は少なくなります。このセンターは、航空宇宙産業と深い関わりを持っているだけでなく、その分野に精通した人たちから様々な視点のお話を聞き学ぶ事が出来ます。

センターでの学びは僕の視野を広げてくれ、本当に貴重な体験だと感じました。僕自身ドローンに凄く興味があるので、将来このセンターの名前の恥じない航空宇宙産業界の一員として、10年後20年後のドローンが行き交う未来のインフラに関わっていたいです。

百聞は一見に如かず。実際にやってみる事で本当の知識となる実感。

このセンターで取り組む実習では、大学で一般的に行われるマニュアル化された実習と違い、自分たちでやってみる事で得る知識や学びが本当に多いです。

センターにある装置や設備は触った事のない最先端のものばかりで、使うだけでも新しい発見があり本当に楽しかったです。教科書や授業で受動的に学ぶだけでは味わう事の出来ない刺激がこのセンターにはたくさん溢れているため、受講しようか迷っている学生がいたら僕は自信を持ってオススメできます。また、ここでの実習はグループで協力しながら進めていくのですが、僕の班は名古屋大学から2人、岐阜大学から2人、社会人1人という5人構成で、これが僕にはとっても良かったです。

コロナ禍で外との交流も希薄になってきている今だからこそ、外の人たちとの交流の楽しさや大事さが身に染みて実感出来ました。
様々人たちとの交流の中で、自分たちで実際にやってみてチャレンジすることが、本当に良い経験と学びになると教えてくれるセンターの実習です。

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