飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦!「東海クライマックスシリーズ2024」を開催しました
岐阜大学 航空宇宙生産技術開発センターは、9月20日(金)に岐阜メモリアルセンターにおいて、飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦「東海クライマックスシリーズ2024」を開催しました。
本大会は、岐阜大学 工学部所属の4年生、名古屋大学 工学部所属の3年生を対象とした、飛行ロボット(自律滑空機)を設計・製作する授業より選抜された機体が参加し、どの機体が最も優れた飛行を見せるかを競いました。
これらの様子は東海国立大学機構の松尾清一機構長、吉田和弘岐阜大学学長、今年度より顧問に就任された森脇
久隆氏(前岐阜大学学長)をはじめとする関係者、および一般観覧者96名の方が会場にて観覧され、オンラインでは後日配信で59名(9月26日時点)の方が視聴される予定です。
今大会は、岐阜大学2チーム、名古屋大学2チームの合計4チーム12名の学生により競技が行われ、各チーム3回のフライトを行った中で発射台(離陸台)からの距離と、中心線からの角度、壁まで到達した場合、到達点の高さを独自の計算式に当てはめて計算し、その総合得点をチーム記録とするルールで行いました。また、コース上に初めて業務用送風機が登場し外乱を発生させるなど、今までより難易度の高い競技となりました。
競技会は名古屋大学Bチームが総合得点37点で優勝し、3回のフライトとも35メートルを超える素晴らしい飛行を見せました。また、川崎重工業株式会社の有志チームと岐阜大学TAチームによるエキシビションマッチも行われたほか、各学生チーム機体のデザイン投票を来場者全員にご参加いただき、最も投票の多かったチームにデザイン賞を授与する等、今までにない盛り上がりを見せました。
競技後に大反省会として、それぞれの飛行ロボットのフライト動画を見ながら反省点を述べるとともに、他チームからの質問に答えるなど、普段交わることが少ないそれぞれの大学の学生間での交流が生まれ、貴重な体験となりました。
最後に、東京大学名誉教授、鈴木真二先生から、「航空機開発の最新動向:脱炭素化と次世代エアモビリティー」と題して特別講演をいただき、学生にとってはまたとない貴重なお話を伺う機会となりました。
次回以降も盛大なイベントとなるように、これから企画を進めていく予定としています。
東海クライマックスシリーズに関する情報をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
東海クライマックスシリーズ - 航空宇宙生産技術開発センター|東海国立大学機構 (gifu-u.ac.jp)
最優秀賞(名大Bチーム)
優秀賞(岐大Bチーム)
特別講演を行う鈴木 真二先生
集合写真