飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦!「東海クライマックスシリーズ2025」を開催しました
岐阜大学 航空宇宙生産技術開発センターは、9月22日(月)に山県市山県総合体育館において、飛行ロボット授業優秀機選抜対抗戦「東海クライマックスシリーズ2025」を開催しました。
本大会は、岐阜大学 工学部所属の4年生、名古屋大学 工学部所属の3年生を対象とした、飛行ロボット(自律滑空機)を設計・製作する授業より選抜された機体が参加し、今年度は岐阜大学と連携授業を実施している中日本航空専門学校も参加し、どの機体が最も優れた飛行を見せるかを競いました。
これらの様子は東海国立大学機構の松尾清一機構長、吉田和弘岐阜大学学長、本大会顧問森脇久隆氏(前岐阜大学学長)をはじめとする関係者、および一般観覧者111名+近くの幼稚園から90名の年長さんが会場にて観覧されました。
今大会は、岐阜大学2チーム、名古屋大学2チーム、中日本航空専門学校1チームの合計5チーム23名の学生により競技が行われ、各チーム3回のフライトを行った中で発射台(離陸台)からの距離と、中心線からの角度、壁まで到達した場合、到達点の高さを独自の計算式に当てはめて計算し、その総合得点をチーム記録とするルールで行いました。また、昨年度に引き続き業務用送風機にて外乱を発生、今年度も難易度の高い競技となりました。
競技会は岐阜大学Bチームが総合得点50.0点で優勝し、57メートルを超える素晴らしい飛行を見せました。また、川崎重工業株式会社の有志チームによるエキシビションマッチも行われたほか、各学生チーム機体のデザイン投票を来場者全員にご参加いただき、最も投票の多かった中日本航空専門学校チームがデザイン賞を授与する等、過去最多の観客数もあり、盛り上がりを見せました。
競技後に大反省会として、それぞれの飛行ロボットのフライト動画を見ながら反省点を述べるとともに、他チームからの質問に答えるなど、普段交わることが少ないそれぞれの大学の学生間での交流が生まれ、貴重な体験となりました。
また、千葉大学 名誉教授/福島国際研究教育機構(F-REI)ロボット分野長/日本ドローンコンソーシアム(JDC)会長/先端ロボティクス財団理事長/株式会社AutonomyHD代表取締役CEO、野波健蔵先生から、「AIドローンによる新たな空の産業革命」と題して特別講演をいただき、学生にとってはまたとない貴重なお話を伺う機会となりました。
次回以降も盛大なイベントとなるように、これから企画を進めていく予定としています。
東海クライマックスシリーズに関する情報をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
東海クライマックスシリーズ - 航空宇宙生産技術開発センター|東海国立大学機構 (gifu-u.ac.jp)

競技会の様子(1)

競技会の様子(2)

エキシビジョンを行うFRECKSチーム

特別講演を行う野波健蔵先生

大反省会でフライトの分析を行う学生の様子

集合写真
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最優秀賞(岐阜大学Bチーム)
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デザイン賞(中日本航空専門学校チーム)