研究シーズ

Research Seeds

移動体の駆動を支えるモータ制御技術

研究者:道木 慎二

キーワード
モータ制御、センサレス、小型化、高出力化、多相化

名古屋大学 大学院工学研究科 情報・通信工学専攻 情報システム

教授道木 慎二

モータ駆動系の構成によらず性能を発揮させる制御を目指しています!

最近の研究テーマ

✦ 停止低速から矩形波駆動まで可能な同期モータの位置センサレス制御
✦ モデル予測制御による二重三相同期モータにおける電力変換器小型化
✦ 二重三相モータの高出力化に貢献する様々な制御法
✦ 多相誘導モータの高効率領域拡大のための極数切替駆動法

研究概要

商用電源を利用する家電や一般産業機器、架線からの給電が可能な電気鉄道と異なり、自らに搭載された電池を利用する移動体においては、電池の
有する限られた電圧・電流・電力を可能な限り有効に利用することが強く求められます。
このため、一般のPWM駆動される三相交流モータと異なり、積極的に磁気飽和領域を利用する交流モータやPWM駆動のみならず矩形波駆動を利用する電力変換器、更には三相に限定されないモータ駆動系など、独自のモータ駆動系構成を取る場合があります。それらの構成の駆動系の性能を生かすためのに必要となる様々なモータ制御技術について取り組んでいます。
「矩形波・過変調駆動を利用したモータ駆動系の高出力密度化を可能にする制御技術」や「交流モータの多相化に対応するモータ制御技術」など、モータや電力変換器の進化に対応していきます。

産業界へのアピールポイント

  • モータ駆動系高出力密度化に貢献する制御技術
  • 様々なモータ制御技術の多相モータ駆動系への展開
  • 多相モータの特徴を生かし、三相モータでは実現不可能な制御の実現

実用化例・活用例

  • 拡張誘起電圧による位置センサレス制御
  • 矩形波駆まで利用可能な電流ベクトル制御
  • センサレス制御技術の二重三相モータへの拡大
  • 二重三相モータを利用した耐故障性を持つ制御系

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