人と同等の認識と価値判断ができるAI
研究者:寺田 和憲
キーワード
人工知能(AI)、心理学、認知モデル、統計解析
寺田 和憲
人の持つ概念や価値判断基準は曖昧だ思われるかもしれませんが、心理学と統計解析で曖昧性も含めて明確にモデル化します。
最近の研究テーマ
✦ 人がエビらしいと判断する画像特徴の同定
✦ 美味しさに寄与する食感モデル
✦ エキスパートと初心者のドリル穴あけ戦略の違いのモデル化
✦ 木目の美しさの判断基準と良否判定
研究概要
ネット・ショピング、ランチのレストラン探し、工場での良品・不良品の検査、就活や婚活など、人は常に認識と価値判断を行い、選択をしています。心理実験や統計解析を通じ、私達は、人がどのように世界を認識し価値判断を行っているかについての計算モデルを作り、AIに搭載しています。ポイントは、人によって価値判断の基準が異なることです。統計解析を用いることで、個人差も含めて認識と価値判断のモデルを作ることができます。
産業界へのアピールポイント
- どうしてモノが売れないのか、どうしたら売れるようになるかが分かるようになります。
- 新たな製品やサービスを開発する際に、どのような特徴を持たせれば売れるのかが分かるようになります。
- アートデザイナーは不要です。心理実験と統計解析を用いた客観的エビデンスに基づいた製品やサービスの設計が可能になります。
- エキスパートがどのように世界を認識し、判断しているかが分かるようになります。さらに、エキスパートをAIに置き換えることができます。
実用化例・活用例
- 製品検査エキスパートのAI化
- 必ず買いたくなるパッケージ・デザイン
- 必ず入りたくなる店舗デザイン
- 価値観の相性による人のマッチング(人事、パートナー)