ジョブショップ型生産の効率化
研究者:横田 康成
キーワード
ジョブショップ型生産計画、多品種少量生産、データサイエンス的アプローチ
データサイエンス的アプローチにより、ジョブショップ型生産の効率化を提案します。
最近の研究テーマ
✦ ニホンザル鳴き声分析・検知、牛の咀嚼音から採食行動と反芻判別、航空機の打音による非破壊検査など、音や振動の分析
✦ 生体信号(ECG等)処理,医用画像(超音波エコー動画等)処理
✦ 航空機の部品生産工場の生産データ分析
✦ 交通データの分析
✦ 糖鎖の蛍光発光データの分析
✦ 教育上のデータの分析
研究概要
航空機産業に代表される「ジョブショップ型生産」では、製造する部品数やジョブショップ数、オーダー数が膨大であるため、毎日のオーダーの状況把握やオーダーの完了日を正確に予測することは非常に困難です。一方で、完了日の欠品は後工程の組立を止める事になり絶対に避けなければなりません。現状はオーダーを余裕を持って早めに発行し、結果的に大量の在庫を抱え、コスト増の原因となっています。本研究では、製造原理にはあまり深く踏み込まず、過去の膨大な工程実績データから原因と結果の関係を数理的に解析するデータサイエンス的アプローチを採ります。オーダー完了日の正確な予測が可能になれば、欠品のリスクを下げつつ、在庫量を最小にするようにオーダー発行計画を立てることが実現できます。また状況変化で欠品が予測される場合には、どのような現場介入をしたらよいかを再計画し、ただちに工場を正常状態に戻すことが可能になります。
産業界へのアピールポイント
- オーダー完了日予測精度向上
- 在庫の予測精度向上
- 工程スケジューリングの準最適化
- ボトルネック工程の特定
- 特許出願:特願2021-215272 (2021.12.28)
- 「Job Shop型生産工程シミュレータパッケージ」
著作権登録(P第11207号-1, 令和4年3月22日)
実用化例・活用例
- 生産のオーダー完了日を予測可能
- ジョブショップ型生産効率化提案